MR(麻しん風しん)ワクチン不足と優先接種のお知らせ
令和7年1月頃からMRワクチンの供給不足のため、全国の医療機関で希望数を確保できない状況になっています。当院ではこれまで何とか、希望数を確保していましたが、4月になり激減しているのが現状です。
1.定期接種の期間延長
そのため、京都市では、定期接種の機会を逸した方々に対しては、接種期間を延長することとなりました。
【対象者】
[第1期]令和6年度内(令和7年3月31日まで)に生後24月に達する、または達した方
[第2期]令和6年度の第2期の対象者:5歳以上7歳未満で、小学校就学する日の1年前から就学の前日までの間にあるもの
具体的には、平成30年4月2日~平成31年4月1日生まれの方
2.未接種者を優先します
報道でもあるように、ここ最近、人数は少ないものの、麻しん(はしか)の発症者が国内で報告されていることもあり、優先的に接種すべきお子さま
ワクチン供給が非常に逼迫する場合は、当院では小児科学会が示しているMRワクチン接種の優先順位に従って、第1期定期接種対象の方の接種を優先したいと思います。
<小児科学会が示すMRワクチン接種の優先順位>
- 1歳児(第1期定期接種対象)
- 5歳以上7歳未満で小学校入学前1年間の幼児(第2期定期接種対象:当該年度の3月31日まで)
- 2歳以上で未接種未罹患の小児(5歳以上7歳未満で小学校入学前1年間の幼児は第2期定期接種対象、それ以外の人は任意接種)
- 麻疹患者と空間を共有したり、同じ保育所・幼稚園・学校・塾・職場等で麻疹患者の発生があった未接種未罹患・1回接種・接種歴罹患歴不明の人
- 海外渡航前で未接種未罹患・1回接種・接種歴罹患歴不明の人(渡航1か月前までに抗体検査、陰性の場合は接種後の渡航検討)
3.皆様へのお願い
1歳の定期接種以外でMRワクチンをご希望の方は当院の診療時間にお電話下さい