予防接種のお知らせ(※2024年5月22日更新)

5種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ+インフルエンザ桿菌B(ヒブ))を導入しました

令和6(2024)年4月より5種混合ワクチンが承認され、接種が可能となりました。
5月以降当院でも5種混合ワクチンを導入いたします。

5種混合ワクチン

これまでの4種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)にインフルエンザ桿菌B(ヒブ)がまとまったワクチンです。 ワクチンには『ゴービック』(田辺三菱製薬)と『クイントバック』(Meiji Seika ファルマ)の2種類があります。いずれも効果、副作用ともに差はなく、これまでのワクチンと比べても有効性は同等と報告されています。

【注意事項】
接種できる方:令和6年2月以降にお生まれのおこさま
交互接種:2種類のワクチンを交互に接種することはできません(厚生労働省は同一ワクチン接種を推奨しております)

これまで「4種混合ワクチン」を接種されているお子さま
現在のところ、「4種混合ワクチン」から「5種混合ワクチン」に変更することはできません

それぞれのスケジュールを載せていますので、参考にしてください。

15価小児肺炎球菌ワクチン『バクニュバンス』に変わりました

これまでの小児肺炎球菌ワクチンは13価でしたが、15価に変わりました。

現在の『プレベナー』は13価で、同じ肺炎球菌でも13のタイプを予防していたわけですが、4月より15のタイプを予防できるワクチンに変わりました。

途中まで『プレベナー』を接種されていたお子さまも『バクニュバンス』に変更は可能です。 副作用・副反応については、両者間で変わりありません。

子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)に9価ワクチン(シルガード®9)が定期接種に追加

現在、子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン)は4価が主体ですが、さらに加えて5種類(型)のHPVに対して予防効果のあるワクチンが定期接種化されました。 これにより、子宮頸がんを発症させるウイルスの81~90%が網羅できるようになります。

【対象者と接種間隔】

小学6年生~15歳未満の方

引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html

2回あるいは3回接種のいずれかを選択してください。ただし、接種間隔が異なりますので、ご注意ください。

15歳の誕生日前日までに1回目を接種すれば、2回接種が可能です。初回から13か月後までに接種を完了することが望ましいとされています。

15歳以上~高校1年生相当
平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの方

引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html

交互接種について

2価あるいは4価ワクチンで接種を開始された場合は、途中で9価ワクチンに変更せず、原則、同じ種類のワクチンで接種を完了してください。
逆に9価ワクチンから開始した方は、2価あるいは4価ワクチンへの変更は認められていません。