予防接種スケジュール変更のお知らせ
4種混合ワクチン製造終了によるスケジュールの変更
Meiji Seikaファルマ社製4種痕ワクチン『クアトロバック皮下注シリンジ』の製造中止、販売終了(令和6(2024)年11月予定)のため、予防接種のスケジュールが変更されていきます。
変更が必要なお子さま:生後2か月から4種混合ワクチンで接種を開始されたお子さま
主な変更点は、18か月(1歳半)で接種する4種混合ワクチンを、12か月(1歳)でヒブワクチンと一緒になった5種混合ワクチンを接種することです。
なお、当院で1歳のワクチン接種(ヒブ・肺炎球菌・MR・水痘・(おたふくかぜ))を終え、18か月(1歳半)で4種混合ワクチンと水痘ワクチン接種を予定されたお子さまについては、予定通り接種いたしますのでご安心ください。
肺炎球菌ワクチンが15価から20価になります
令和6(2024)年5月から15価肺炎球菌ワクチン『バクニュバンス』に変更されたところですが、厚生労働省により10月から20価のワクチン(『プレベナー20』)に置き換わることなりました。これによりさらに5つのタイプの肺炎球菌に対する予防が可能となり、有効性が従来よりも上回り、安全性に差がないことが確認されたと報告されています。
これまで『バクニュバンス』で接種されたお子さまは、すべて『バクニュバンス』で接種することが推奨されていますが、やむを得ない事情により『プレベナー20』に変更することも容認されています。一方、生後2か月から開始されるお子様に対しては『プレベナー20』で接種を開始いたします。
子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)に9価ワクチン(シルガード®9)が定期接種に追加
現在、子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン)は4価が主体ですが、さらに加えて5種類(型)のHPVに対して予防効果のあるワクチンが定期接種化されました。 これにより、子宮頸がんを発症させるウイルスの81~90%が網羅できるようになります。
【対象者と接種間隔】
小学6年生~15歳未満の方
2回あるいは3回接種のいずれかを選択してください。ただし、接種間隔が異なりますので、ご注意ください。
15歳の誕生日前日までに1回目を接種すれば、2回接種が可能です。初回から13か月後までに接種を完了することが望ましいとされています。
15歳以上~高校1年生相当
平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの方
交互接種について
2価あるいは4価ワクチンで接種を開始された場合は、途中で9価ワクチンに変更せず、原則、同じ種類のワクチンで接種を完了してください。
逆に9価ワクチンから開始した方は、2価あるいは4価ワクチンへの変更は認められていません。